同居嫁のリアル生活

義父母と同居している長男嫁のリアル生活を綴ります。生活習慣の違いや義父の不思議な生態に戸惑いつつもかれこれ同居生活10年目を迎えました。10年の間に出産、子育て、仕事に奮闘している姿の記録です。

看護師辞めたい

 

私の仕事は看護師です。

 

看護師としては約11年、

今働いているNICU(新生児集中治療室)

に勤めて約3年がたちました。

 

NICUは在胎週数23週で

予定よりもだいぶ早くに

産まれてしまった赤ちゃんや、

新生児重症仮死のような

超重症な赤ちゃん、それ以外にも

ちょっと呼吸が悪いだけの赤ちゃんなど

赤ちゃんによって状態はそれぞれです。

 

3年目の私はそんなに重症な

赤ちゃんはまだ見れず、

NICUの中でも軽症な赤ちゃんを

見ています。

 

それでも勤務の時はミスのないよう

常に気を張って仕事をし、

まわりの仕事が出来る先輩方を

尻目に自分の仕事の出来なさに

落ち込むことがたくさんあります。

 

最近、仕事中に

涙が止まらなくなります。。。

 

記憶力は悪い、ミスは多い、

緊迫した状況になると思考が

フリーズする、周りも見えない、

容量も悪い、仕事も遅い、

不器用・・・

 

はぁ・・・

もうどうしようもない・・・

 

こんなどうしようもない自分、

看護師なんて向いていない。

私なんていないほうがいいんだ。

 

自分がいることで

赤ちゃんを危険にさらしてしまう。

自分がいることで、他の同僚スタッフの

迷惑になっている。

 

そんなことをよく考えていた時に、

インシデントをたて続けに起こした。

 

インシデントとは、

事故につながりかねない医療行為を

未然に防げた例や、実施されたが

結果的に患者に傷害や不利益を

及ぼさなかった事象、

日常診療で起こりそうな医療事故や

医療過誤などに気づいて対処できた

事例などのことを指す。

また、医療行為によって

患者さんやご家族に傷害もしくは

不利益を及ぼしたものを

アクシデント(医療事故)という。

 

看護師の中では、

医療現場で起こったミス全般を

インシデントと言っている。

 

私が起こしたインシデントは、

一つは技術の未熟さによるもの、

もう一つは確認を

怠ったことによるミス。

 

インシデントを起こすと

少なからず看護師は心に傷を負うが、

今回のインシデントで、

弱っていた自分の心が、

ギリギリで保っていた自分の心が

ガラガラと崩れていった。

 

やっぱり、

こんなに仕事が出来ない私なんて

いないほうがいいんだ・・・

 

こんな出来の悪い私に

NICUの看護師が務まるわけがない

・・・

 

心が壊れたまま、

休んで仕事に穴をあける

勇気もなく、その後も

ボロボロの気持ちのまま

働いていました。

 

自分でもそんなに

心がボロボロになっているとは

正直気づかなかったし、

なるべく考えないように

していた。

 

「大丈夫?」

 

そんな時、立て続けにインシデントを

起こした私を気遣って先輩看護師が

声をかけてくれました。

 

「・・・・・」

 

「全然大丈夫じゃないです。。。

あのインシデントから立ち直れません」

 

私はそう言いながら涙腺崩壊。

 

涙が止まらなくなり号泣。。。。

 

私の心はだいぶ限界に

来ていたようでした。

 

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看護師辞めたい