義父のおにぎり
私は看護師をしている。
めっぽう朝に弱い。
ぎりぎりまで寝ている。
日勤前はバタバタと慌ただしく準備をし、
朝ごはんはカロリーメイトを
車中で食べる。
そんな私を心配し、義父は、
「おにぎり
作ろうか?」
なんと優しい義父だろうか(*´▽`*)
断るのもあれだし、お腹も空いているし、
私は、
「お願いします」
m(__)m
嫁が義父におにぎりを
作ってもらうなんて・・・と
一瞬躊躇したが、空腹もあり、
ちゃっかりお願いした。
自家製(義父手作り)の梅干し入りの、
私好みの、大きめなおにぎりだった。
義父の大きな手で、
優しく包みこまれたおにぎり、
塩分もちょうどよく、
義父の優しさをかみしめながら、
おいしくいただきました。
その後も、義父はおにぎりを
ちょくちょく握ってくれた。
そんなある日の朝、
ジャーーー、
バタン
義父が用を足し、トイレから出てきた。
そのまま台所へ行き、ごはんをよそい、
おにぎりをせっせと作り始めた。
心の声:
お、おとうさん
手は洗ったので
しょうか???
すれ違った時、手は濡れていなかった。
念のためトイレの手拭きタオルを確認。
(ぬ、濡れていない・・・)
(もしやズボンで拭いた?)
(ズボンも濡れていない・・・)
えーっと、つまり、
用を足した後に手を洗わずおにぎり!???
(げ!!!!!!)
思い起こしてみると、
義父が手を洗っているところを
ほとんどみたことがない。
(げ!!!!!!)
その日以来、おにぎりは自分で作っている。
同居のリアル:
義父のおにぎりは
要注意!